◇放たれる矢の力◇2011.11.4

久々の投稿ですが、今回はかなり私事と私の勝手なイメージの話なのでスルーしていただいて

結構です。すみません。

 

11月3日は私達夫婦の16回目の結婚記念日でした。

自分の子供が卒団したいまも、変わらずに裏方として支援してくれる家内の力があって、自分の

理想とするチーム創りが出来る事に感謝しています。

そんな記念日にうちのチームの孝行息子・娘達がなんと1日に3つの☆白星をプレゼントしてくれ

ました。

しかも、その三勝がいずれも飛びっきりの内容で、こんなに嬉しい1日は今年で一番でした。

みんな、本当にどうもありがとうございます。

 

さて、その内容ですが、一勝目はやまびこリーグ戦の最終戦。現在一位の四丁目タイガースとの

直接対決でした。

負ければ相手の優勝が決まり、勝てば優勝決定戦という大一番です。

しかも、現在のチームになってからの対戦成績は4戦全敗。その内の2試合が特別延長負けに

一点差が2試合といつも後少しが届かず苦杯を舐めた相手です。

しかも、先週末にまさかの敗戦で学童秋季の上位進出の野望を断たれたばかりと精神的にも

最悪のコンディションと不安材料が目立った試合前でした。

が、結果は9対1の快勝!圧勝!!

我々の心配などどこ吹く風と、子供達は悔しさをシッカリと力に替えて個々のレベルアップをして

きてくれました。

この数日間にどれだけ振り込んできたかは一目瞭然でした。

長短打にスキのない走塁。相手のミスにつけ込むいやらしさに堅実な守備。

先制、中押し、だめ押しと全く危なげない試合運びで、あっという間にコールドで今までの分を

まとめてやり返した試合でしたね!

ここまできたら、もう少し頑張って優勝決定戦も同じように力を出し切る試合をしよう!

すぐそこにある栄冠は必ず手に入れよう!!

 

 

続く2試合目は永田オックスさんとの練習試合。

最初は四年生以下のジュニアチームの久々の出番でした。

もう、ジュニアチームは試合がやりたくてやりたくて爆発寸前の選手ばかりなので、見ていて

本当に気持ち良いですね。

結果はさすが今年の南区4位のチームらしく序盤に連打で13点も取ってきました。

最後は新戦力を試したりして追い上げられ少し焦る場面もありましたが、13対9と逃げ切り

本日の2勝目となりました。

 

この試合で今年入団の一年生、龍佑が初ヒットをセンター前に打ちました。

何時までもこの気持ちを忘れないで欲しいですね。

 

もうすぐ5年生になるこの時期は4年生には14mでは短いですね。

4年生4人はそれぞれに格が違って見えました。

 

 

3試合目はレギュラーチームでの練習試合。

相手の先発はなんと6年生にして身長167cmの見事な体格。

その長身から大人顔負けの速球をビシビシ投げ込んできます。

正直『こりゃあ打てないな。せっかく気分良く来たけど最後に沈んじゃうな〜。』

と思いました。

初回をアッサリ片付けられて、その裏は無死満塁からタイムリーを浴び2点を先制されました。

しかし、この後をなんとか凌ぐと、2回に相手のエラーからチャンスをひろげ満塁の場面で

里奈が思い切り引っ張った打球はライトに高々と上がる犠牲フライには充分な打球でした。

この返球が乱れる間に満塁の走者が次々返り、ノーヒットで逆転に成功しました。

この後は、速球にも対応し着実に加点していき、最後は秘密兵器のサブマリン大地がセーブ

をあげる完勝で見事に3連勝となりました。

 

どの試合もチャンスにタイムリーが出て効果的に得点できストレスの少ない試合でした。

 

先週末は本当に悔しい試合を落としました。

決して打てなかった訳ではありませんでしたが、チャンスに後一本がでず、また、相手の美技

にも阻まれて、ツキにも見放された感じでした。それが野球です。

今回、嬉しかった事はその敗戦を子供達がキチンと受け入れて鍛錬してくれた事です。

負けた事を何かのせいにせず、自分の能力を向上させることで解決しようとしてくれた事が

何よりも嬉しかった。

 

ここからは私の勝手なイメージです。

チームの力を弓矢に例えて考える事があります。

弓の大きさ、弦の強さ、引く力に比例して矢は強く大きく放たれます。

弓の大きさが選手が持って生まれた体。

弦の太さが練習量。

引く力がメンタル。

こんなイメージです。

そして引く力は雑念では引けないと思っています。

『あいつのせいで』

『あの審判へぼで』

『あいつよりは俺の方が上手い』

 

こんな感じですかね。

 

そういった気持ちをいかに排除して、ただひたすらに

『こんなに練習したんだから大丈夫!』

『俺は絶対に打つ!』

 

そんな気持ちで弓を引ける選手が私は好きです。

 

 

そして、今週のみんながそんな選手に成長してくれました。

 

せっかく、そこまでのチームになったからには絶対に優勝しよう!

 

このチームが解散する前にやるべき仕事は、もうハッキリしているよ。

監督

岡 勝明